崖上の伐採作業

崖上の縁、この下は断崖絶壁
崖上の縁、この下は断崖絶壁

崖上にある木の伐採作業の様子です。

崖の下に倒すのは容易ですが、真下には川が流れており倒せません。

これを上に向かって倒します。

急斜面の足元のすぐ下は垂直の崖です。

 

まず、自分が落ちないようにロープで確保します。

ロープは手元で長さを微調整できるようにしてあります。

崖の上側に受け口をつくり、反対側から慎重に追い口を切っていきます。逃げ場がありませんので、木が動き出す前に切るのをやめ、崖の上に退避します。

 

あとは、あらかじめかけておいたワイヤーをチルホールで引いて崖の上側に倒します。そして上側に引き上げて伐採した木を片付けます。

 

この作業の繰り返しで綺麗な展望台が出来上がりました。見ている人にはヒヤヒヤする作業ですが、すべて計算した手順で安全に作業していますよ。

こんな崖の上での作業です。

落ちたら命の保証はありませんね。

高さは50mほどあります。

 

この下には幅3mほどの水量の多い川が流れており、木を伐り落とせば川の水をせき止めてしまいます。

 

絶対下に落とせない現場!

崖上のテラスに切り倒した木でベンチを作り展望のテラスにしました。

大木なので倒したら動かすことはできません。

 

テラスを意識して伐倒方向を決め、倒したそのままの状態で木を加工。

チェーンソー1本の作業です。

 

笹の下は断崖絶壁。つまずいて下に転げたら大変な緊張する展望台です。

古い歴史のあるかつて旅館だった建物の中庭にあったシラカシ。

隣の家の屋根上まで枝が伸びてしまいどうしようかとご主人。

建物を傷めないように少しずつ枝を吊り下ろしです。