ニセアカシヤの花が満開となり千曲川沿いの山林に分布している状況が一目瞭然です。(白い花が咲いているところが全てニセアカシヤ)
御牧ヶ原台地の上の方まで白い花ですね。
この時期だけ分布がはっきりとわかります。
こんなにニセアカシヤが増えているとは思っていなかった!
繁殖力が非常に強いため生態系に与える影響が指摘されており、河川敷では駆除が始まっています。
養蜂業者は貴重な蜜源として駆除しないでくれと言っています。
この状況ではどんなに伐っても駆除しきれないのが現状ですね。
画面左側のさらに左側、写っていない部分ですが、かつて砂防対策でニセアカシヤを植えたところです。
ところが年月が経ち、木が伸びすぎた結果、根が支えきれずに木が次々と倒れ始め逆に山が荒れてしまいました。
植えた当時はこうなるとは予測もしていなかったでしょう。
林業行政に携わっていた当時、この状況を県の機関に相談。ニセアカシヤをすべて伐採して在来のケヤキ、ヤマザクラ、コナラなどの広葉樹を植林しました。樹種転換した山の斜面は木々が順調に育ち、現在土砂の流出がかなり減少しています。
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